1994年フージーズのメンバーとしてデビュー。ビヨンセ、安室奈美恵等の世界中の歌姫達に多大な影響を与えたR&Bシンガー兼ラッパー。
女優、モデル、フージーズのメンバーとして活躍した後、大傑作デビューアルバム「The Miseducation of Lauryn Hill」発表(1998年)。グラミー賞11部門ノミネート、女性アーティスト史上最多の5部門を受賞しました。
今回は、ローリン・ヒルの私的名曲ランキングです。
それでは第10位から…
10位:Nothing Even Matters
1998年発表。1stアルバム「The Miseducation Of Lauryn Hill」からの1曲。
ネオ・ソウルを代表するシンガー、ディアンジェロとのデュエット曲。しっとりした大人のラブ・ソング。
この2年後、ディアンジェロは大傑作2ndアルバム「Voodoo」(2000年)を発表しました。
評価:★☆(良作+)
9位:I Used To Love Him
1998年発表。1stアルバム「The Miseducation Of Lauryn Hill」からの1曲。
クイーン・オブ・ヒップホップ・ソウル、メアリー・J・ブライジとのデュエット。2人のパワフルかつソウルフルな歌声は圧巻です。
なお、メアリー・J・ブライジの4thアルバム「Mary」(1999年)には、ローリン・ヒルが曲の提供とプロデュース、バックヴォーカルを担当した「All That I Can Say」という曲がありますので、こちらも要チェックです。
評価:★☆(良作+)
8位:The Sweetest Thing
1997年発表。映画「Love Jones」のサウンドトラックからの1曲。
ローリン・ヒルのソロデビュー曲。優しいサウンドにローリン・ヒルの優しい歌声。優しさ満点でリラックス効果抜群の1曲です。
評価:★☆(良作+)
7位:Forgive Them Father
1998年発表。1stアルバム「The Miseducation Of Lauryn Hill」からの1曲。
レゲエの神様ボブ・マーリー色の強いヒップホップ・ソウル・レゲエ。ボブ・マーリーと同じく温かいサウンドが特徴的。
評価:★☆(良作+)
6位:When It Hurts So Bad
1998年発表。1stアルバム「The Miseducation Of Lauryn Hill」からの1曲。
ラップ無しの直球R&Bソング。ローリン・ヒルの歌声が堪能できる1曲です。
評価:★★(傑作)
5位:Everything Is Everything
1998年発表。1stアルバム「The Miseducation Of Lauryn Hill」からの1曲。
スクラッチとループ・サウンドが特徴的なザ・ヒップホップ・ソウル。2004年に満を持してデビューするジョン・レジェンドがピアノで参加しているそうですが…。あまり目立ってはいませんね。
評価:★★(傑作)
4位:Lost Ones
1998年発表。1stアルバム「The Miseducation Of Lauryn Hill」からの1曲。
ローリン・ヒルの力強いラップが堪能できるヒップホップ・クラシック。ここまでラップと歌の両方が上手い二刀流シンガーっていないのでは?
評価:★★☆(傑作+)
3位:To Zion
1998年発表。1stアルバム「The Miseducation Of Lauryn Hill」からの1曲。
ラテン系ロックの名ギタリスト、カルロス・サンタナ参加。ローアン・マーリー(ボブ・マーリーの息子)との間に生まれた息子ザイオンについて歌った曲です。
当時は「Ex-Factor」と共にソニーのCM曲として流れていました。
評価:★★☆(傑作+)
2位:Doo Wop (That Thing)
1998年発表。1stアルバム「The Miseducation Of Lauryn Hill」からの1曲。
ベーシックなピアノ・ループと派手なホーン・サウンドにローリン・ヒルのラップと歌声の両方が堪能できる代表曲。親しみやすいメロディーの印象的。
評価:★★★(大傑作)
1位:Ex-Factor
1998年発表。1stアルバム「The Miseducation Of Lauryn Hill」からの1曲。
90年代最高のR&Bソングと言ってもいいかも…。クラシック・ソウル感漂うサウンドにローリン・ヒルのソウルフルな歌声爆発。クライマックスに最もキャッチャーなサビを持ってくるメロディー展開が秀逸です。
当時は「To Zion」と共にソニーのCM曲として流れていました。
最近では、人気ラッパーのドレイクが「Nice For What」という曲で最後のサビの部分を大胆にサンプリング。
評価:★★★(大傑作)
おまけ①:Can’t Take My Eyes Off Of You
1998年発表。1stアルバム「The Miseducation Of Lauryn Hill」からの1曲。
邦題「君の瞳に恋してる」。1967年にフォー・シーズンズのフランキー・ヴァリが発表した名曲のカバー。オーソドックスなR&Bバージョンですが、オリジナルに勝るとも劣らない曲に仕上がっています。
評価:★★(傑作)
おまけ②:Killing Me Softly
1996年発表。フージーズの大ヒット2ndアルバム「The Score」からの1曲。
邦題「やさしく歌って」。1972年にリーバーマンが発表。後にロバータ・フラックがカバーして大ヒットした名曲。
ロバータ・フラックのバージョンとはまた違った味のある現代バージョンに仕上がっています。
評価:★★(傑作)
おまけ③:Rumble In The Jungle
1996年発表。映画「When We Were Kings」のサウンドトラックからの1曲。
フージーズ、ア・トライブ・コールド・クエスト、バスタ・ライムス共演のヒップホップ・クラシック。大物ラッパー達にも負けないローリン・ヒルのラップが素晴らし過ぎます。
評価:★★(傑作)
おまけ④:The Miseducation of Eunice Waymon
2019年発表。アメリゴ・ギャザウェイがニーナ・シモンとローリン・ヒルの曲をマッシュアップした作品。(現在まで知らなかったのですが、アメリゴ・ギャザウェイって天才ですね!)
ローリン・ヒルは、ニーナ・シモンのトリビュート盤「NINA REVISITED a Tribute NINA SIMONE」に5曲も参加しているほどのシモン好き。
評価:★☆(良作+)
おまけ⑤:Doo Wop (That Thing) (DJ Discretion Remix)
2パックをフューチャーしたリミックス曲。この曲はもともと2パックをフューチャーする予定だったため、その音源があったのかも…。
評価:★☆(良作+)
まとめ
1位:Ex-Factor / The Miseducation Of Lauryn Hill
2位:Doo Wop (That Thing) / The Miseducation Of Lauryn Hill
3位:To Zion / The Miseducation Of Lauryn Hill
4位:Lost Ones / The Miseducation Of Lauryn Hill
5位:Everything Is Everything / The Miseducation Of Lauryn Hill
6位:When It Hurts So Bad / The Miseducation Of Lauryn Hill
7位:Forgive Them Father / The Miseducation Of Lauryn Hill
8位:The Sweetest Thing / Love Jones(Sound Track)
9位:I Used To Love Him / The Miseducation Of Lauryn Hill
10位:Nothing Even Matters / The Miseducation Of Lauryn Hill
これまでに(2020年6月時点)、ローリン・ヒルは、ソロで2枚のオリジナル・アルバム(「The Miseducation Of Lauryn Hill (1998)」、「MTV Unplugged No 2.0 (2002)」)、グループで2枚のオリジナル・アルバム(「Blunted on Reality (1994)」、「The Score (1996)」)を発表。
オリジナル・アルバムが少ないため、一般的なローリン・ヒル・ファンも同じような選曲ではないでしょうか?(もしかすると、フージーズ推しのファンは…「Ready Or Not」「Fu-Gee-La」を好きかもしれません。)