1982年結成。80年代UKロックの最重要バンドの1つ。
モリッシー(Vo)の暗い歌詞とジョニー・マー(G)のクリアーなギター・サウンドから生み出される楽曲は、バンド名とは違い全く普通じゃない!
一般的には、完成度の高い3rdアルバム「The Queen Is Dead」がスミスの最高傑作。個人的には、不思議な魅力を放つ1stアルバム「The Smiths」推し。
今回は、スミスの私的名曲を紹介します。
それでは第10位から…
10位:I Don’t Owe You Anything
1984年発表。1stアルバム「The Smiths」収録曲。
スミス初期の傑作。モリッシーのリリカルな歌声とジョニー・マーのリズミカルなギター・リフが印象的。一般的な評価は低めながら、一部のファンには好評。
評価:★☆(良作+)
9位:Some Girls Are Bigger Than Others
1986年発表。傑作3rdアルバム「The Queen Is Dead」収録曲。
スミス中期の傑作。ジョニー・マーのギター・リフがいつまでも耳から離れないロック・ナンバー。オアシスのノエル・ギャラガーが影響を受けるのも納得のギター・サウンド。モリッシーの歌詞は相変わらずひねくれていて難解。
評価:★☆(良作+)
8位:The Queen Is Dead
1986年発表。傑作3rdアルバム「The Queen Is Dead」収録曲。
アルバムの冒頭曲。ビートルズの「Tomorrow Never Knows」的なドラムが印象的。不気味なコーラスもマッチした疾走感のあるロック・ナンバー。
評価:★☆(良作+)
7位:What Difference Does It Make?
1984年発表。1stアルバム「The Smiths」収録曲。
スミス初期のヒット曲(全英12位)。モリッシー自身のお気に入り(後で嫌いになったとか…)。UKロックのお手本のようなジョニー・マーのター・リフとモリッシーの憂鬱な歌声がマッチ。後半の怪しげなコーラスも中毒性満点の名曲。
評価:★☆(良作+)
6位:The Headmaster Ritual
1985年発表。2ndアルバム「Meat Is Murder」収録曲。
アルバムの冒頭曲。モリッシー独特の歌声に引き込まれるメロディアスなロック・ナンバー。イギリスのティーンエイジャーの闇について歌ったこの曲には、レディオヘッドのトム・ヨークも共感。
評価:★☆(良作+)
5位:Heaven Knows I’m Miserable Now
1984年発表。シングル。コンピレーションアルバム「Hatful of Hollow」収録曲。
スミス初期の代表曲(全英10位)。モリッシーのひねくれたユーモアのある歌詞とジョニー・マーのリリカルなギター・サウンド。スミスを象徴する名曲。
評価:★☆(良作+)
4位:Bigmouth Strikes Again
1986年発表。3rdアルバム「The Queen Is Dead」収録曲。
アルバムの先行シングル(全英26位)。ジョニー・マーの最上級ギター・リフが炸裂するロック・ナンバー。モリッシーの内向的な歌詞もスミスらしい。
評価:★★(傑作)
3位:There Is A Light That Never Goes Out
1986年発表。傑作3rdアルバム「The Queen Is Dead」収録曲。
スミス屈指の人気曲(全英25位)。リズミカルなギター・サウンドと中盤から流れるストリング・サウンドが印象的なアップテンポ・ナンバー。モリッシー独特の情熱的なラブソング。
評価:★★(傑作)
2位:This Charming Man
1983年発表。2ndシングル「This Charming Man」収録曲(後に1stアルバム「The Smiths」にも収録)。
スミス初期のヒット曲(全英25位)。モリッシー独特の世界観とジョニー・マーのクリアーでリズミカルなギター・サウンドが印象的な名曲。
評価:★★(傑作)
1位:Reel Around The Fountain
1984年発表。1stアルバム「The Smiths」収録曲。
デビュー・アルバムの冒頭曲に相応しい名曲。モリッシーの憂鬱ながらも優しい歌声とジョニー・マーのリリカルなギター・サウンド。初期作品ということで完成度は低いのかもしれませんが、なぜか魅かれてしまう不思議な曲。
評価:★★(傑作+)
おまけ:How Soon Is Now
1984年発表。シングル「William, It Was Really Nothing」収録曲(後に2ndアルバム「Meat Is Murder」にも収録)。
シングルのカップリング曲にも関わらず、スミス屈指の人気曲。ジョニー・マーの斬新なギター・リフが高評価。卑屈な歌詞の内容に共感する人も多い名曲。
たぶん、音楽上級者向けで私はどうも苦手。
評価:?(不明)
まとめ
2位:This Charming Man / This Charming Man ※Single
3位:There Is A Light That Never Goes Out / The Queen Is Dead
4位:Bigmouth Strikes Again / The Queen Is Dead
5位:Heaven Knows I’m Miserable Now / Heaven Knows I’m Miserable Now ※Single
6位:The Headmaster Ritual / Meat Is Murder
7位:What Difference Does It Make? / The Smiths
8位:The Queen Is Dead / The Queen Is Dead
9位:Some Girls Are Bigger Than Others / The Queen Is Dead
10位:I Don’t Owe You Anything / The Smiths
1982年から解散する1987年までに、スミスは4枚のオリジナル・アルバムを発表。一般的に2ndアルバム「Meat Is Murder」と3rdアルバム「Automatic For The People」は高評価。個人的には初期のスミスが好きなため、私的ランキングには初期作品が多めでした。