1980年結成。R.E.M.。ニルヴァーナのカート・コバーンやレディオヘッドのトム・ヨーク等のカリスマ達もR.E.M.が大好き。日本ではあまり知名度は無いですが、アメリカやイギリスではかなりの人気者。
カート・コバーンが自殺した現場で流れていたとも言われるR.E.M.の8thアルバム「Automatic For The People」は、90年代最高のフォーク・ロック・アルバム。
今回は、R.E.M.の私的名曲を紹介します。
それでは第10位から…
10位:Cuyahoga
1986年発表。傑作4thアルバム「Lifes Rich Pageant」収録曲。
R.E.M.初期の傑作。カントリー風の軽快なアメリカン・ロック。R.E.M.特有の憂鬱感が自然と滲み出た名曲。オハイオ州にあるカヤホガ川を題材にした政治・環境問題色の強いメッセージも特徴的。
評価:★★(傑作)
9位:Strange Currencies
1994年発表。9thアルバム「Monster」収録曲。
R.E.M.中期の傑作(全米47位)。名曲「Everybody Hurts」の雰囲気を持ったロック色強めのスロー・ナンバー。
評価:★★(傑作)
8位:The One I Love
1987年発表。傑作5thアルバム「Document」収録曲。
R.E.M.中期の大ヒット(全米9位)。疾走感のあるメロディアスなロック・ナンバー。短い歌詞に含まれる強烈なメッセージは、マイケル・スタイプ(Vo)流の歪んだラブソング?
評価:★★☆(傑作+)
7位:Man On The Moon
1992年発表。大傑作8thアルバム「Automatic For The People」収録曲。
R.E.M.屈指の人気曲(全米30位)。マイケル・スタイプの軽快な歌声が聴けるミドルテンポのフォーク・ロック。美しいサビのメロディーが心に残る名曲。
評価:★★☆(傑作+)
6位:Fall On Me
1986年発表。傑作4thアルバム「Lifes Rich Pageant」収録曲。
R.E.M.初期の傑作(全米94位)。マイケル・スタイプのダークな歌声とコーラス・ワークが不思議な魅力を放つ名曲。
評価:★★☆(傑作+)
5位:The Sidewinder Sleeps Tonite
1992年発表。大傑作8thアルバム「Automatic For The People」収録曲。
R.E.M.中期の傑作。ダーク感満載のアルバム「Automatic For The People」の中では明るめの曲。ポップなメロディーとマイケル・スタイプの物悲しい歌声。この組み合わせは反則技。
曲タイトルとオープニング部分はソロモン・リンダの「The Lion Sleeps Tonight」からインスパイア。
評価:★★☆(傑作+)
4位:Electrolite
1996年発表。10stアルバム「New Adventures In Hi-Fi」収録曲。
R.E.M.中期の傑作(全米96位)。美しいピアノのメロディーが印象的なミドルテンポのバラード。レディオヘッドのトム・ヨークが1番のお気に入りとして挙げた名曲。
評価:★★☆(傑作+)
3位:Driver 8
1985年発表。3rdアルバム「Fables Of The Reconstruction」収録曲。
R.E.M.初期の代表曲。疾走感のあるギター・サウンドにR.E.M特有の憂鬱感が漂うロック・ナンバー。
評価:★★★(大傑作)
2位:Losing My Religion
1991年発表。傑作7thアルバム「Out Of Time」収録曲。
R.E.M.最大のヒット曲(全米4位)。グラミー賞2部門受賞(最優秀ポップ・パフォーマンス賞、最優秀短編ミュージック・ビデオ賞)。ポップなマンドリン・サウンドと美しいメロディー展開が印象的。
評価:★★★(大傑作)
1位:Everybody Hurts
1992年発表。大傑作8thアルバム「Automatic For The People」収録曲。
R.E.M.屈指のスロー・ナンバー(全米29位)。優しさ満点のアコースティック・ギターとストリング・アレンジ。魂が揺さぶられる名曲。
評価:★★★(大傑作)
おまけ①:Find The River
1992年発表。大傑作8thアルバム「Automatic For The People」収録曲。
R.E.M.中期の傑作。R.E.M.にしては珍しい王道ポップソング。カーペンターズ風のどこか懐かしい感じがするフォーク・ロック。
評価:★☆(良作+)
おまけ②:Shiny Happy People
1991年発表。傑作7thアルバム「Out Of Time」収録曲。
R.E.M.中期の名曲(全米10位)。B-52のケイト・ピアソンをフューチャーしたバブルカム・ソング。子供向けに制作したらしいですが、大人も夢中になるスルメ・ソング。
評価:★☆(良作+)
おまけ③:Begin The Begin
1986年発表。傑作4thアルバム「Lifes Rich Pageant」収録曲。
R.E.M.中期の隠れた名曲。ギター・サウンドが印象的な軽快なロック・ナンバー。トム・ヨークの2番目のお気に入り。
評価:★☆(良作+)
おまけ④:Uberlin
2011年発表。15thアルバム「Collapse Into Now」収録曲。
R.E.M.後期の傑作。衰え知らずのR.E.Mを象徴する軽快なロック・ナンバー。楽曲の良さとマイケル・スタイプの歌声は相変わらず。
評価:★(良作)
まとめ
2位:Losing My Religion / Out Of Time
3位:Driver 8 / Fables Of The Reconstruction
4位:Electrolite / New Adventures In Hi-Fi
5位:The Sidewinder Sleeps Tonite / Automatic For The People
6位:Fall On Me / Life’s Rich Pageant
7位:Man On The Moon / Automatic For The People
8位:The One I Love / Document
9位:Strange Currencies / Monster
10位:Cuyahoga / Life’s Rich Pageant
これまでに(2020年7月時点)R.E.M.は15枚のオリジナル・アルバムを発表。8thアルバム「Automatic For The People」は、90年代ロック屈指の大名盤。それ以外にも「Murmur」「Life’s Rich Pageant」「Document」「Out Of Time」「Automatic For The People」「Monster」「New Adventures In Hi-Fi」等の名盤が盛りだくさん。